婦人科

「婦人科専門です」
  1. 診察の受け方
    外来受付時間内にきていただくか、予約をしてください。基本的には予約制ですので、なるべく予約していただれば幸いです。インターネットでのweb予約や、24時間フリーダイヤルでの予約をご利用ください。診察前の飲食は特に制限はありません。

  2. 診療内容
    当院は隣接する「三宅医院」と完全に協調して産婦人科診療をしています。妊娠の方と不妊症の方は三宅医院で、それ以外の全ての婦人科疾患の方を岡山大福クリニック婦人科で、互いに連絡し合いながら診療をしています。したがって当院では、腫瘍(おもに子宮筋腫や卵巣のう腫などの良性腫瘍、子宮頸部異形成などの初期悪性病変)、炎症(骨盤腹膜炎や膣炎など)、ホルモン異常(月経不順や更年期障害)、子宮内膜症、その他のあらゆる婦人科疾患に対して幅広い診療をしかも専門的に実施しています。
    診断には最新のMRI(核磁気共鳴)検査や超音波検査などを用いています。MRI検査は放射線科専門医による読影診断となります。必要に応じて骨量測定検査などもあります。治療は、日帰り手術や腹腔鏡手術をはじめとして、通常の開腹手術や薬物療法さらにはカウンセリングも交えて患者さんに納得していただいた医療を提供しております。また平成19年1月に新築した病棟はご好評で、入院生活をゆったりとした気持ちで過ごしていただいております。

    1. 一般婦人科診療
      症状:出血、月経不順、いろいろな痛み、帯下、かゆみ、頻尿、尿漏れ、下垂感、その他のいろいろな症状にたいして診療しています
      検査:普通の婦人科診察(一般的には内診と超音波検査です)に加え、必要があればMRI検査を直ちに実施します。
      治療:通常の各種薬剤はもちろんのこと、場合によっては漢方薬を用います。また、当院では従来からの通常の開腹手術はもちろんですが、患者さんに優しい医療として体への負担が少ない内視鏡手術(腹腔鏡手術および子宮鏡手術)を積極的に行っています。従来は下腹部を大きく切開していた手術でも、0.5から1cmほどのごく小さな切開で実施しています。入院期間は通常5日間以内の短期間で、早期に日常生活に復帰できます。通常は翌朝からは食事を摂取し歩行していただいております。腹腔鏡手術によって小さな創から、卵巣嚢腫や子宮筋腫だけを摘出したり、あるいは子宮全体を摘出したりできます。また不妊症の方への腹腔鏡手術や子宮鏡での手術を実施し、その結果妊娠された方々も数多くおられます。


      当院でよく実施している主な手術術式
      腹腔鏡手術 腹腔鏡下子宮全摘術
      腹腔鏡補助下子宮全摘術
      腹腔鏡下子宮筋腫核出術
      腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術
      腹腔鏡下附属器摘出術
      腹腔鏡下卵巣腫瘍核出術
      腹腔鏡下子宮内膜症手術
      腹腔鏡下癒着剥離術
      腹腔鏡下卵巣ドリリング術
      腹腔鏡下卵管通色素検査
      その他
      開腹手術
      腹式単純子宮全摘術
      子宮筋腫核出術
      附属器摘出術
      附属器腫瘍核出術
      癒着剥離術
      その他
      経膣手術
      膣式単純子宮全摘術
      前後膣壁会陰形成術
      円錐切除術(LEEP; 次項CIN外来参照)
      経頚管切除術(TCR)
      尖圭コンジローマ焼灼術
      バルトリン腺開窓術
      その他

      当院では患者さんに納得していただいて治療を受けていただくために、手術の動画を用意いたしました。ここをクリックすると、実際のいくつかの手術の様子をダイジェストでご覧になれます。ただし出血などの場面がありますので御気分がわるくなるとお想いの方はご遠慮ください。各自のご判断でご覧ください。ご覧になって気分が不良となられましても当方では責任を負いかねますことをあらかじめご了承ください。

      実際の腹腔鏡手術の動画はここです


    2. CIN専門外来
      当院では「子宮癌検診」で異常の可能性があると指摘された方を専門的に診る外来(「CIN外来」)を設けています。「CIN」とは子宮頚部上皮内腫瘍 Cervical Intraepithelial Neoplasia をさし、「進行子宮頸がん」に至っていない状態 を意味します。 前癌状態と位置づけられており、注意が必要な状態にあります。しかし、程度によっては経過観察のみでよく自然治癒することもあるため病気に対する理解、組織の診断が大切な疾患です。当院ではコルポスコープ検査(子宮膣部拡大鏡)、細胞診、必要に応じて行う検査等を組み合わせた専門外来を個別に設け専門医師による継続診療を行っています。また、独自にCINに関するパンフレットを作成し患者様に説明し病気に対する理解を深め、継続した検診を促しています。近年、子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス Human Papillomavirus)感染の存在が重要視されています。これまでの研究において、HPV検査と細胞診を組み合わせた検診が最も有用であるとされています。すでに海外ではこのシステムが導入されていますが、日本において一般に普及されたシステムとはなっていません。当院では、経過観察の中にHPV検査を取り入れることで治癒予測を行っています。
      《 診療時間 》
      • 予約制(原則)
      • ※事前に電話で予約してください。
      • ※紹介状持参の場合は随時受け付けていますが、担当医師の学会出 張により休診となる場合もあります。事前に、ご確認ください。
      • 診療日; 月曜日, 水曜日, 土曜日
      • 受付時間16:00-18:00

      《 対象 》
      • 「子宮がん検診」で異常を指摘されたことがある方
      • 以前に「膣部びらん」「異形成」等で治療(レーザー治療、円錐切除等)を受けたことがある方
      • CINに関するセカンド・オピニオン
      • 治療だけを目的とする紹介(必ず紹介状を持参してください)

      《 検査項目 》
      • 細胞診(子宮頸膣部・子宮頚管細胞診:毎回実施
      • コルポスコープ検査(子宮膣部拡大鏡):毎回実施
      • 組織診(ねらい生検):初回と必要時のみ
      • HPV検査(保険適用外):治癒確認、再発の予測においてのみ実施
        ※自費 4,200円になります:(希望時)随時受け付け

      《 治療内容の詳細 》

      1. CIN分類と当院における診療・治療方針
      2. 当院におけるCIN治療
      3. 当院における円錐切除治療の実際
        (注;実際の手術写真あります!)


    3. 更年期外来
      50歳前後になって卵巣の働きが低下してくると、突然汗が出たり、急に熱く感じたりする更年期障害が出てきます。甲状腺機能障害など内科的疾患が原因である場合もありますが、女性ホルモン欠乏による更年期障害にたいしては女性ホルモン剤や漢方薬とか時には特殊な薬剤(胎盤エキス;プラセンタエキス)を投与してつらさを和らげる治療をします。快適に熟年の人生を過ごしていただきたいという意味をこめて幸年期専門外来と称してしています。また同時期からしばしば見られる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)にたいしても骨密度検査をして、必要な薬剤を投与します。
      簡略更年期指数(SMI)
      症状に応じ、自分で○印をつけてから点数を入れ、その合計点をもとにチェックしてみましょう。
             症状 なし 点数
       1. 顔がほてる 10  6  3   0
       2. 汗をかきやすい 10  6  3   0
       3. 腰や手足が冷えやすい 14  9  5   0
       4. 息切れ、動悸がする 12  8  4   0
       5. 寝つきが悪い、また眠りが浅い 14  9  5   0
       6. 怒りやすく、イライラする 12  8  4   0
       7. くよくよする、憂鬱になる  7  5  3   0
       8. 頭痛、めまい、吐き気がある  7  5  3   0
       9. 疲れやすい  7  4  2   0
      10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある     7  5  3   0
        
      評価法
      0〜25点; 問題ありません
      26〜50点; 食事・運動に注意して無理しないように
      51点以上; 幸年期外来の受診を


  • 岡山大福クリニック婦人科手術実績(平成20年5月以降);手術日は週2回、火曜日と木曜日です

    術式 ひと月あたりの件数 備考
    腹腔鏡手術(筋腫核出、卵巣嚢腫摘出、子宮摘出など) 14-20件 3-6日間入院
    LEEP手術(子宮頸部切除術) 2-4件 日帰り
    子宮鏡下手術(TCR; 子宮内膜ポリープ切除など) 7-8件 日帰り
    開腹手術(腹式単純子宮全摘術など) 3-5件 7-10日間入院
    その他 2-3件