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核磁気共鳴画像診断装置
「Signa HDe 1.5T」

MRIとは核磁気共鳴画像診断装置のことです。
患者様へ強い磁気の中に入っていただき、外より電波を与えこれにより体の中の水素原子が共鳴します。 電波を止めると共鳴した水素原子からの微弱な電波が出てきますので、MR装置はこの微弱な電波を受信してコンピュータにより画像化する装置です。 いままで造影剤を使わないと撮影出来なかった血管撮影(頭部血管)や胆のう、胆管といった部位が造影剤なしで撮影することが出来ます。 また、撮影断面が横断面だけでなく矢状断面、冠状断面、斜位断面と自由に任意断面を撮影することが出来ます。




画像提示


 頭部    頭部血管    腰椎     上腹部     膝


読影医師紹介

上者 郁夫(じょうじゃ いくお)
上者 郁夫(じょうじゃ いくお)

【資格など】
放射線診断専門医


認知症補助診断検査(VSRAD)

日本では、65歳以上の老人人口の4人に1人が認知症にかかっている、あるいはその予備軍だとされています。
認知症には大きく分けて中枢神経変性疾患と脳血管障害、その他があります。
約8割の認知症疾患は中枢神経変性疾患と脳血管障害で占められています。  
今回当院で検査を始めたVSRAD(Voxel-based Specific Regional analysis system for Alzheimer's Disease)は中枢神経変性疾患の中の約40%を占めると言われているアルツハイマー型認知症にMRI装置を用いて頭部のデータ収集を行い、 解析ソフトを用いて脳の委縮度を数値化します。
これにより、脳の委縮がどの程度進んでいるかがわかりますが、あくまでも1つの 目安として利用します。

① MRI装置による撮影
MRI装置による撮影
② 収集画像
収集画像
③ データ分析
データ分析
④ 解析結果
解析結果

【拡大】 萎縮率の解析結果

Zスコア解析結果(自動算出)

(1)VOI内萎縮度:Severity of VOI atrophy
(VOI内の0を超えるZスコアの平均)

2.43

[解説]関心領域内の萎縮の強さを表す指標です。
(参考)
0~1 …関心領域内の萎縮はほとんど見られない
1~2 …関心領域内の萎縮がやや見られる
2~3 …関心領域内の萎縮がかなり見られる
3~ …関心領域内の萎縮が強い

(3)VOI内萎縮領域の割合:Extent of VOI atrophy
(VOI内のZスコア>2 の領域の平均)

67.14

[解説]関心領域内の萎縮の広がりを表す指標です。
(参考)
0~30 …萎縮している面積が狭い
30~50…萎縮している面積がやや広い
50~ …萎縮している面積が広い

(2)全脳萎縮領域の割合:Extent of GM atrophy
(全灰白質内のZスコア>2 の領域の割合)

2.14

[解説]脳全体の状態を表す指標です。
(参考)
10~ …脳全体の萎縮が強い

(4)萎縮比(VOI内/全脳):Ratio of VOI/GM atrophy
(全脳萎縮を1とした割合)

31.30

[解説]関心領域内の選択的な萎縮を表す指標です。
(参考)
0~5 …選択性があるとはいえない
5~10 …選択性が見られる
10~ …選択性が強い

*解析結果の(1)はアルツハイマー型認知症で重要な脳の委縮の強さを表しています。
このスコアが「3」を超えると認知症が起こっている可能性が高いといえます。

*解析結果の(2)は、脳全体の中の萎縮が見られる割合を表しています。

*解析結果の(3)は内側側頭部の萎縮の広がりを関心領域全体からの割合として表しています。

*解析結果の(4)は内側側頭部の萎縮が全脳の萎縮に対する割合を表しています。

*画像の色分けは実際萎縮が起こっている場所の程度を表しています。



VSRADの検査対象年齢は55歳以上となっています。

試しにしてみたいという方は当院の脳ドックに、オプションとしてVSRAD(価格:2,160円)を追加してみてください。
また、真剣に悩んでいる方はまず当院脳神経外科医や神経内科医の診療を受けてください。

岡山大福クリニックの脳神経外科診察日:毎週火曜日 午前(9時~12時)

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